« 2006年11月 | トップページ | 2007年1月 »

2006年12月

透き徹る月

                                                                           

 冴え冴えと穢れを祓ふ冬の月   なを

「さえざえと けがれをはらう ふゆのつき」

季語は「冬の月」 冬の大気中に輝く月を

万葉の昔から日本人は特別のものと捉えてきた

そうです。

今夜の月は特別 美しく輝いています。

冴え冴えと 清らかに空に浮かぶ月を見ていると

わが身の穢れも祓われるような、赦されるような

厳かな気持ちになります。

今年もあと僅か・・・

一年の汚れをみんな お月様に許してもらいます!

とっても 自分勝手なこと 言ってるかな(笑)

                                      

| | コメント (0) | トラックバック (0)

暮のピンク

_003_3                                                                                                                                        

 寂寞の枢に届く冬櫻   なを

「じゃくまくの とぼそにとどく ふゆざくら」

季語は「冬櫻」 冬に咲く桜、健気さが好まれる…とか。

「寂寞の枢(じゃくまくのとぼそ)」は、ものさびしく静かな住居のこと。

冬桜 亡夫の甥が、毎年暮に送ってくれます。

可哀想なオンナ2人の、寂寞の枢に・・・ね。

少しづつ 少しづつ ピンク色が増えていく姿に

とても 慰められます。 いいヤツでしょ!!

今年も今日を入れて3日になりました。

お正月になったら、今は寒いところに置いてある冬桜

温かいお部屋に入れて、開いてもらおうと思っています。

なんてったって、ピンク色は元気色ですもん♪♪

                                              

                                     

| | コメント (2) | トラックバック (0)

年末の風景

Photo_12                                                                 

 想ひ出の天こ盛りなる古暦  なを

「おもいでの てんこもりなる ふるごよみ」

季語は「古暦」 年末になって来年用の暦がくると

今年の暦は「古暦」となります。

江戸時代には、暦は右巻の巻物だったので、

巻収めが軸元になって「暦の果」とか「暦巻く」

などという傍題も持っています。

一年の想い出の沢山詰まった暦、カレンダーのことね。

それを取り外して、新しいカレンダーを掛けました。

楽しい事もあったけど、悲しいこともあった今年!

ちょっと寂しいけれど、新しい年に望みを託して

古暦には さようなら!!

はてさて 来年はどんな年になるのかしらん?

皆さまにも、私にも よい年でありますように♪

って、まだもう少し今年は続くのでしたね(笑)

                                             

                                             

| | コメント (2) | トラックバック (0)

クリスマス・イヴ

                                                                                 

 頬杖をつく歳晩の夜の底   なを

「ほおづえを つくさいばんの よるのそこ」

季語は「歳晩」 年の暮のことです。

街はクリスマス一色!

これでもか とばかりに光輝いています。

あんまり凄いと 引いてしまう…

なんだかなぁ~~と、頬杖をついて

斜めに世間を見てしまう 可愛くない女です。

でも せっかくのクリスマスですもんね。

皆さまに メリークリスマス でございます

素敵な聖夜をお過ごしくださいませ!!

                                          

| | コメント (5) | トラックバック (0)

冬至です

Photo_10                                                                 

 柚子湯出てすつぽんぽんを姿見に  なを

季語は「柚子湯(ゆずゆ)」 

冬至の日に柚子をお風呂に浮かべて入ると

無病息災でいられるという俗信が昔からあります。

年も終わりに近づいたころの、心なごむ風習。

柚子を浮かべたお風呂は、何となく温泉のように

しっかりと身体を温めてくれます。

なので、たまにはゆっくり 全身チェーーック!!

うーーん 気になる処 続出(えーん)

このままいくと やばそう・・・

寒いけれど、歩こうかしらん?

寒いけれど、泳ぎに行こうかな?

メンテナンスしなくちゃね なのでした♪

                                              

| | コメント (2) | トラックバック (0)

ふむふむ…

                                                                             

 初夜といふ真面目な言葉冬深し   なを

「そやという まじめなことば ふゆふかし」

季語は「冬深し」 冬たけなわの意、「冬浅し」に対しての言葉。

昨夜は源氏物語のお勉強の日でした。

『若紫』の章のなかに「初夜」という言葉が出てきます。

さらっと原文を眺めて、むむむ?

教えて戴いたこと。

「初夜(そや)」とは、午後六時から十時までに行う勤行

なのですって!

僧都(そうず)が使用する言葉なのでした。

「中夜」が真夜中、「後夜」は朝方三時から五時位。

かつては、夜の間にも三回の勤行があったのですって。

今もかしらん??? よく分かりません。

どなたか、ご存知の方いらっしゃいましたらお教えを!!

かつて使われていた言葉と意味の違ってきているものって

沢山あるのですねぇ~~

ひとつ ひとつ お勉強なのでした。

先は長いぞぉーーー♪

                                        

| | コメント (4) | トラックバック (0)

「ただ」がダイスキ

                                                                                   

 極月のカフェ満面の笑み溢れ   なを

「ごくげつの かふぇまんめんの えみあふれ」

季語は「極月」 「師走(しわす)」の傍題。

陰暦12月の異称なので、本当は今ではないのですけど。

今日は陰暦の神無月(10月)廿九(29)日ですから…

でも、気分は師走だし極月なので、いいことにしちゃいます。

買い物に出掛けたら、駅前のパン屋さんがなくなってる!!

替わりに、珈琲ショップが新しく出来てます。

明日が開店。今日はプレオープン。

で、本日は無料で試飲OKですって♪

無料はだーーい好き なのでニコニコと店内へ。

沢山の方が嬉しそうに珈琲召し上がってました。

ただ それだけのことなのですが、ラッキーな時間を

過ごして満足満足!!!

こんな日もなくっちゃねぇ~~

最高気温が10度にならない寒い一日でしたが

ちょっと 嬉しい日になりました。

店員さんの感じよかったし、今度はお金払って

珈琲 いただきに行かなくちゃ ね♪♪

                                      

| | コメント (2) | トラックバック (0)

摩天楼には何がある

                                                                                

 年歩む高層ビルは屹立し    なを

「としあゆむ こうそうびるは きつりつし」

季語は「年歩む」 「行く年」の傍題、他に「流るる年」「云ぬる年」等。

一年の歳月を惜しみつつどこかで振り返る心持を宿していて

過ごしてきた一年への思いと愛惜の情がこめれれている…と。

今日はハローワークに行ってきました。

月に一度の認定日なので、絶対に行かなくては!の日。

年の瀬も 相変わらず人々でごったがえしていて

どこが好景気なんやねん!!! と、ぶつぶつ。

新宿の高層ビルの上のほうにあるハローワーク。

ビルは何も感じないごとくに、ただ屹立していました。

あの中で働いている人は、一体どれくらいいるんだろう?

それぞれに人生があって、悩みも喜びもあるんだろうなぁ。

なーーんて 人のことなど 考えてる場合じゃない!

新しい年に 新しいお仕事 見付かるといいな♪

                                              

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

日向ぼこ

  

 いはれなき不安ふつふつ日向ぼこ   なを

いはれなき→いわれなき(謂れなき)です。

季語は「日向ぼこ」 「日向ぼっこ」「日向ぼこり」「日向ぼこう」とも。

長閑で 暖かな雰囲気の日向ぼこですが、なんとなく不安に

なったりしませんか?

「日向ぼこ」句を歳時記で見ると、以下のように…                                                              

 うと/\と生死の外や日向ぼこ         村上鬼城

 日に酔ひて死にたるごとし日向ぼこ      高浜虚子

 死ぬことも考へてゐる日向ぼこ         増田龍雨

 日向ぼこ死が近く見え遠く遣り         大野林火

一番好きなのは、難病の末 若くして亡くなった折笠美秋氏のもの。

 志と詞と死と日向ぼこりの中なるや       折笠美秋

「日向ぼこ」は、死と隣り合わせにあるのかもしれない・・・

そんな気分になったりします。

でも ま 余計なこと考えないで、お日さまのぬくぬくの中で

うつらうつらしてるのが きっといちばん幸せなのでしょう ね♪                                 

                                                                              

| | コメント (0) | トラックバック (0)

山のち海

Photo_9                                                                 

 冬霧の葛折縫ひ向ふ海   なを

「ふゆぎりの つづらおりぬい むかううみ」

季語は「冬霧」 単に「霧」といったら秋の季語です。

海へ向う道は、山道が多いものです。

その山道が霧に覆われていて、その霧を切り裂いて海へ海へ。

狭いカーブの続く、葛折(九十九折とも書きますね)の道。

そして、たどり着いた海にある水族館で出逢った

ヘンテコな生き物の写真を掲載しました。

名前を「オオサルパ」 説明書には、3日前に捕獲されたと。

クラゲではない、ホヤの仲間だそう。ふぅーん。

変なものは、とりあえず「写真 いいですか?」

伺ってから、ケイタイでパチリ♪

透明な生き物。入口と出口があって水が通り過ぎる。

中に小さなオレンジ色の丸い内臓?のようなものがありました。

写真は1体ではなく、何体も連なっています。

ねっ 面白いでしょう??

山道をひた走ってきた甲斐 あったかな♪♪

                                              

| | コメント (2) | トラックバック (0)

兼題は苦手

                                                                               

 天にます神にたまひし初氷   なを

「てんに在す かみに賜いし はつごおり」

季語は「初氷」 その冬に初めて張った氷。

今夜は臨時の句会でした。

兼題が「初氷」 近頃、吟行句のほうが好きで

兼題句が苦手になっている私には、ちとキツイお題。

東京はまだまだ例年よりも暖かで、氷はまだ見ていない。

どないしょう???

で、氷は神さまから賜るものと考えて、こんなん出来ました。

なんだかなぁ~~な 句ではありますが、今夜の一句です。

『初氷』 あなただったら、どんな風に料理なさいますか?

小沢昭一さんが何かのご本で 仰っていたけれど

「句あれば楽あり♪」

言い得て妙なり!!! ですねぇ♪♪

                                              

| | コメント (3) | トラックバック (0)

鋸の似合ふ女

_003_2                                                                    

 木を伐つたあとの空白年の果  なを

「きをきった あとのくうはく としのはて」

季語は「年の果」 12月も押し詰まった頃の年の終わりを云います。

他に「年の暮」「年の末」「年の瀬」「歳晩」 等々。

前から気になっていたのだけど…と、母。

お隣にまで伸びてしまった金木犀。

伐らなくちゃ!って。

で、ここはひとつ たまにはガンバラナクチャねってことで

電動鋸を引っ張り出して、奮闘しました。

可哀想だけど仕方ない。 エイって伐りました。

電動鋸だから早く伐れる。 でも飛び散る木っ端が半端じゃない。

そして、その後の処理がたーーーいへん・・・

切り分けて、縛って、積み重ねての四時間半。

電動鋸の扱いも上手になって、私ってスゴイかも?

木の悲鳴も聞こえそうでしたが、耳をふさいで頑張りました。

こんなに伐ってしまって、来年はもうあの香りはないのね。

他所のお宅の金木犀を愉しむことにいたします。

蘖(ひこばえ)のように、下のほうから枝が出てくるといいなぁ~

ごめんなさいね。金木犀さん。少しばかり 心の痛むお仕事でした。

でも、お蔭で見えるお空が広くなって、それは嬉しいかな。

出来上がった 枝の山 どないしょう・・・

                                               

| | コメント (2) | トラックバック (0)

ココロが大事

                                                                                   

 ポインセチア愛といふ字に心あり   なを

季語は「ポインセチア」  ご存知クリスマスにぴったりな

今 お花屋さんの店先にどーーーっさり並んでいるお花。

歳時記を眺めていたら、ポインセチアには「愛」が似合うようで

そんな句が並んでいました。

 ポインセチア愛の一語の虚実かな    角川源義

 ポインセチア教え子の来て愛質され   星野麥丘人

ふっと 改めて「愛」という字を見ていたら

真ん中に「心」がある!

そういえば「恋」にも「心」は入ってる。

うーーーん 「ココロ」が大切なのね♪

心に愛を沢山 持ってる人になりたいって

思っていたのだけど、何だか変だな??

逆みたい・・・

愛の中に心が入ってるんですもん!

まずは、嫌いな人を作らないのが一番 かな?

だけど苦手な人って やっぱりいるもんなぁ~~

道は険しい ようであります。はい。

                                                                   

※ちなみに「ポインセチア」は、発見者ポイントセット氏の

 名前からつけられたのですって!

                                              

| | コメント (0) | トラックバック (0)

天秤

                                                                                    

 冬満月背中合はせの幸不運   なを

「ふゆまんげつ せなかあわせの さちふうん」

季語は「冬満月」 歳時記に「冬の月」があるのだから

「冬満月」 あっていいかな…と。

今夜は満月!(ですよね? まん丸でしたもん)

しらじらした冬のまあるいお月さまを見て思ったこと。

幸いと不幸とは、考え方次第なのかもしれない…

例えば 私は早くに夫を亡くした。 不幸だ!

でも、一緒にいられた間はとても楽しく充実していた!

これは幸せなこと でしょう?

天秤のあちらとこちらに 幸と不幸を載せたら

バランスが取れるのかもしれません。

幸が100%の方もいらっしゃるわね。きっと。

そんな方は おめでとうございます♪

でも普通は 幸せって何かしらどこかしらに 

不幸を作って、その上で成り立っているような

そんな気がするのです。

儚いものを沢山集めて それで幸せの一丁あがり!

ちょっと皮肉っぽかった かしらん??

冬の満月に出逢って少しばかり哲学?してみましたぁ~

おやすみなさい♪

                                            

                                     

| | コメント (2) | トラックバック (0)

きょうは何の日?

                                                                            

 はせを忌の蒼ざめてゆく夜の軌跡   なを

「はせをきの あおざめてゆく よのきせき」

季語は「はせを忌」 「芭蕉忌」のこと。

他に「桃青(とうせい)忌」「時雨忌」など。

今日は旧暦の十月十二日 松尾芭蕉の忌日です。

旅の途中の大阪で、茸に中って発病。

元禄七年(1694年) 51歳で長逝。

三百年も前の世では、普通だったのかもしれませんが

やはり若すぎる! どんなキノコ召し上がったのかしらん?

その芭蕉翁の忌日の今夜は冷えるという予報。

空気がどんどん 蒼ざめていく・・・

夜の真ん中で、携帯懐炉の封を切っている私。

芭蕉先生に思いを馳せていなくちゃいけないのでしょうけど

まずは自分の寒さ対策がいちばんの優先事項!

明日はとっても寒いんですって!!!

皆さま ご用心くださいね。

                                             

| | コメント (4) | トラックバック (0)

新しい月

                                                                              

 十二月朔日に読むものがたり   なを

「じゅうにがつ さくじつによむ ものがたり」

季語は「十二月」 「朔日」は月の第一日、ついたち。

今日から12月、いよいよ カレンダーも一枚こっきり。

少し心細いけれど、今日は青空に救われた気分。

なんとなく、句集じゃないもの、俳句に関係ないものを

読みたくなっているこの頃…

今日は何を読もうか?

で、川上弘美さんの『ざらざら』 開く。

なんか普通っぽいけど、でも普通じゃなくて いい感じ。

色んな恋や 色んな出来事 ふむふむ♪

彼女の日本語 好きだなぁ~

前に、川上弘美さんの句会姿 ちらっと拝見

したことあったっけ。

俳句も やっていらっしゃるんだよなぁ~

いっぱい 才能おありで いいな。

天は二物を与えず なんていうけれど 嘘だ。

三物も、四物も 与えられてる方もいらっしゃる。

じゃないわね。努力して勝ち取ったもの…なのね。

一物も与えられない!

なーーんて 愚痴ってないで、明日を信じて生きていこう♪

ちょっと青臭いコドモみたいな台詞かしらん?

ま いいや。

12月 とりあえず元気に乗り切らなくちゃ!!!

なんてこと思っていた、12月1日 でした。

明日は何を読もうかなぁ♪♪

                                              

 

| | コメント (6) | トラックバック (0)

« 2006年11月 | トップページ | 2007年1月 »