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2006年4月

今夜はフライング

 夜の新樹囁き声の聞こえさう    なを

「よのしんじゅ ささやきごえの きこえそう」

季語は「新樹」 夏の季語です。

(まだ 立夏前で夏ではないのですが)

今夜 母と外で夕食を取った帰り道で

新しい葉を纏(まと)った大きな樹が風に揺れていました。

さわさわ ざわざわ 樹が囁いているかのような…

この雰囲気を句にしたくて、まだ春なのに

夏の季語を使ってしまいました。

昼間 陽に照らされて光り輝く新樹も素敵ですが

夜の中 ほんのり街灯に浮かぶ新樹も魅力的♪

皆さまも ちょっとだけ足を停めて夜の新樹を

一度 ゆっくりご覧になってみてください。

チャーミングですよぉ!

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今朝も藤を…

 藤の朝夢と現を揺蕩ひて    なを

「ふじのあさ ゆめとうつつを たゆたいて」

季語は「藤」 春の季語 5月6日の立夏までは春!

今日はGWの初日、薄ぼんやりした朝の中で

藤が揺れています。

私の頭も、まだぼんやりと夢と現の境が判らない…

さぁ 珈琲でも飲んでしゃっきりといたしませう♪

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今夜も春の花

 あやかしのいろを零して藤の花    なを

「あやかしの いろをこぼして ふじのはな」

季語は「藤の花」 藤の説明は不要ですよね?

あちこちで藤の開花が始まり、それはそれは見事ですが

藤の花には妖しげな雰囲気があると思うのは

私だけでしょうか?

我が家の狭庭にも藤がありますが、蔦の繁殖力は

脅威的です。柔らかい緑の蔦に騙されていると

あっという間にしっかりした茶色の蔦に変わっていて

絡みついたものを離すもんか!

といった勢いでガンジガラメに巻きついています。

そんなところが、美しいけれど怖いお花に思えてしまう

所以でしょうか?

桜も怖いお花ですが、また違った怖さをもった藤の花…

お花って、すべからく美しさと妖しさと健気さを

持っているのかもしれませんね。

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春を食べる

 過去は過去今は今です独活の白   なを

「かこはかこ いまはいまです うどのしろ」

季語は「独活」 春、地上に出る前の若い茎は

浸し物や和え物として食し、独特の風味が喜ばれる。

最近の私のお気に入りの独活♪

剥いた皮はキンピラに、中の白い部分は酢味噌和えや

お味噌汁の具にしています。春を感じる一瞬!

皮を剥いて、酢水に浸けると白さが増します。

その白に過去の哀しみも、真っ新(まっさら)にしてもらって

今を生きていこう! そんな気分 かな。

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チャレンジャー♪

 すこし泣きすこし笑つて春の風    なを

読み方のご説明も、季語の説明も不要ですね?

一応、「春の風」が季語。

今日はNHKBSで「俳句スペシャル」なる番組あり。

朝11時から夕方の4時までの生放送で、視聴者から

ファックスで俳句を募ります。

兼題が番組の最初に出され、「蜜豆」「春風」「ひばり」でした。

句の内容よりも、早くファックスしないと届かない!

前々回は、一句も流れて行かなくて残念な思いをしました。

前回は大急ぎで送って、二句送れました。

今回も取りあえず二句 流れてくれました。やれやれ・・・

で、その「春風」を詠んだ句をここに掲載です。

月並みで、選には全く引っかかりませんでしたが、

いいの! 参加することに意義あり♪ なのです。

(負け惜しみ…かしらん?)

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春の花のつづき

 ひらひらとひかりを零す小米花    なを

「ひらひらと ひかりをこぼす こごめばな」

季語は「小米花」=「雪柳」のことです。

柳に似たしなやかな枝に、白い小花が群がって咲き

雪が降り積もるかのようなので、この名になったのだそう。

花びらが散るときの美しさを、光を零す…としました。

そんなに派手なお花ではありませんが、優しく美しい。

雪柳の花びらを枕に入れたら、素敵な夢が見られそう♪

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春に咲く花

 白山吹そつと溜息を洩らす  なを

「しろやまぶき そっとためいきを もらす」

季語は「白山吹」 黄色の山吹は五弁花、白は四弁花。

どちらも春らしくて 大好きです。

黄色はちょっとおしゃまな女の子のイメージ♪

そして、白山吹は内気な密やかなイメージ♪

こっそりと、人知れず溜息を洩らしているかのよう…

報われない恋心 な~んて感じかしらん?

春に咲く花を少しづつ 詠んでいこうと思います。

次は何の花にしようかなぁ~

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今日は暖か♪

 こひぶみの起承転転蓬餅  なを

「こいぶみの きしょうてんてん よもぎもち」

季語は「蓬餅」 蓬の葉を茹でて餅の中に搗きこんだもの。

先日行った温泉宿で、手作りの蓬餅を出してくださって

とっても美味しかったので、句にしちゃいました。

そして「恋文」 起承転結しないのが、こひぶみ♪

結びの言葉なんか書きたくないのが恋の文 ねっ?

蓬餅みたいに 甘くて優しい恋文を書きたくなりました。

結びのない長~いんだと、嫌われちゃいそうですけど…ネ

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春浅い温泉

 花を待つ山の湯宿の朝ごはん  なを

「はなをまつ やまのゆやどの あさごはん」

季語は勿論「花」です。

櫻のまだ咲かない、山の温泉に泊まりました。

都会とは時間の流れ方が違っているようで、のんびり…

お風呂も、夕食も美味しかったのですが

何といっても、朝ごはんの美味しいこと!

普段は赤ちゃん用みたい…と言われるようなお茶碗に

軽く一杯が限度の私が、大きなお茶碗でお代わりまで

してしまいました♪

早起きして、温泉に入ると、ごはんはオイシイ!

これが、今日の教訓?なのでした。

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手と爪と

 指先を桃色に染む啄木忌  なを

「ゆびさきを ももいろにそむ たくぼくき」

季語は「啄木忌」。昨日4月13日が 詩人で歌人の

石川啄木の忌日でした。享年27歳。

「はたらけどはたらけど猶わが生活楽にならざりぢつと手を見る」

辛く苦しかった、啄木・・・きっと、冷たい 「手」

私は能天気に、爪をピンクに染めている。

こんなんでいいのかしらん なんて思いながら…

仕方ないですね。私は私。

今日を精一杯 愉しく生きていくのが仕合せ♪

哀しいことは、なるべく考えないで、楽しく愉しく ね!

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今夜も句会

 春疾風重き睫毛の農耕馬  なを

「はるはやて おもきまつげの のうこうば」

季語は「春疾風」 春に吹く強風のことです。

今夜の句会の兼題のひとつが「農」でした。

頭に浮かんだのは、農耕馬…

どうしようかな・・・

「亜麻色の睫毛重たき農耕馬」 出来たかな?

わっ 季語がない!!!

で、ない頭を捻って「春疾風」を置いたらいいかも…

そんな感じで、一句出来ました。

主宰が採ってくださったので感激♪

だから 俳句はやめられない のです!

句会は楽し 句作も楽し でございます♪♪♪

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今日は春の雨でしたが

 月朧愛に余韻のあるごとく  なを

「つきおぼろ あいによいんの あるごとく」

季語は「月朧」 「朧月」「朧夜」「朧月夜」も同意。

朧に霞んだ春の月のこと。朦朧(もうろう)として

柔らかい感じに見えるお月さま♪

先だっての夜、自転車で家に帰りながら

ぼんやりと月を見上げて、ふっと浮かんだ句です。

余韻って、事が終わったあとに残る風情や味わい

という意味と、詩文などで言葉に表されていない

趣や余情のことだそうです。

終わったという言葉は「嫌い語」に属するので

余情ということにしたいと思います。

                                                 

この前から『頸肩腕症候群』というのに罹って

毎日しんどく暮らしています。

パソコンを長時間やっている人がなりやすい

そうなので、少しばかり自粛していました。

すぐには治らないようで、憂鬱なのですが

ストレッチをボチボチやっていつか治るといいな

なんて考えています。

この部屋も留守がちになるかも・・・です。

ご容赦くださいませ!

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句会の一句

 斑雪土の匂ひのつんとして  なを

「はだらゆき つちのにおいの つんとして」

季語は「斑雪」 まだら・まばら・はだらと同義で

まだらに点々と積もっている雪。春雪の景色。

春浅い北国を思って詠んでみました。

まだらになった雪の間から見えている土…

融けた雪の間から土の強い匂いがたつだろうなって

想像の句でした。

ほんの少し、選んでくださる方 あり でした♪

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恋の季節…ね

 ふはふはとそよ風遊び鳥の恋  なを

「ふわふわと そよかぜあそび とりのこい」

季語は「鳥の恋」 春は鳥の繁殖期で雄鳥は

縄張り宣言と雌鳥へのラヴコールの為に、囀ります。

美しい声で雌鳥に愛を唄うのです♪

そんな鳥たちの恋の廻りを、そよ風がふわふわと

遊んでいるかのように吹いている・・・

そんなイメージを詠みました。

春の季語として「猫の恋」というのもあります。

春は生き物の恋の季節なのですね。

人間も生き物 恋をしなくちゃ…かしらん?

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「こんにちは」が好き

 訣れてふ言葉はきらひはないちげ  なを

「わかれという ことばはきらい はないちげ」

季語は「はないちげ」 アネモネのことです。

春が別れの季節だからでしょうか?

「サヨナラ」という言葉が嫌いな私は

春 暖かくなるのは嬉しいのに、春が苦手です。

「出会い」は好きだけど、「訣れ」なんて、大っキライ!

家族にも、友達にも、恋人?にも サヨナラは

云いません。決して…ね♪

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木蓮白蓮紫木蓮

 紫木蓮真砂女の尻尾追ひかけて  なを

「しもくれん まさじょのしっぽ おいかけて」

季語は「紫木蓮」 モクレン科の落葉小高木。中国原産。

葉の出る前に、8~10センチの紫色の花を咲かせる。

白木蓮は、よく似た別種。

紫木蓮の咲く季節になりました。

大好きな、鈴木真砂女さんの句に

 戒名は真砂女でよろし紫木蓮

というのがあります。

いつかは、真砂女さんの背中が見えたら嬉しいなぁ…

などと不遜なことを考えたりしますが、

背中は無理そうなので、せめて尻尾なりとも

追いかけていたい!

そんな気分で詠みました。

90歳を過ぎても、恋の句を詠んでいらした真砂女さん。

生前、お目にかかっておきたかったなぁ~

それだけが、心残りです。

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今日も桜を

 くちづけを待ち草臥れて散るさくら  なを

「くちづけを まちくたびれて ちるさくら」

季語は「さくら」 何の解説も要りませんよね。

今日は、恋に恋する乙女のようなんを 詠んでみました。

待つのって、とても草臥れる  でしょ?

草臥れ=くたびれ は、疲れて草に臥す意の当て字です。

今日の強風で、昨日の雨で散らなかった桜も

花吹雪となって、随分散ってしまったようです。

でもこれから開く蕾もあるし、枝垂れ桜も山桜も待っています。

当分はお花見大丈夫 かな。

『待てば甘露の日和あり』  海路とも言いますね。

いらだたずに待っていれば早晩幸運が到来する…とか。

おとなしく幸運を待っていましょう♪

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花盛りと花散らし

 花見人余多のなかのめぐり逢ひ  なを

「はなみびと あまたのなかの めぐりあい」

昨日は、インターネットで俳句を呟いているお仲間との

OFF会でした。

みんなで千鳥ヶ淵を、お花見の散策!

遅れていらしたお二人に、人混みの中で逢えた時の喜び♪

目茶目茶沢山の花見人の中での遭遇は奇跡的でした。

 はぐれてはならじ花の下急ぎ足   なを  (下→か)

総勢11名でのお花見は、迷子になりそうな程でした。

半蔵門から九段下まで歩いて、銀座に出て飲み会。

終わった後も、余韻冷めやらず、谷中の墓地で

夜桜見物をいたしました。

 美しき凄みのありて夜の櫻   なを

                                                 

そして今日はその谷中にお住まいの三遊亭円左衛門師匠と

三遊亭全楽師匠の二人会の落語を、神楽坂へ拝聴に

参りました。とってもとっても面白かったです♪

外は生憎の花散しの雨でしたが、

お二人とも素晴しかったです。

 長閑さや噺家の声朗々と   なを

放っておくと、いくらでも駄句が浮かびそうなので

今夜はこの辺で おやすみなさい。

                                                

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