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2005年10月

去っていく秋

 行く秋にマルコポーロを献上す  なを

「ゆくあきに まるこぽーろを けんじょうす」

季語は「行く秋」 秋の季節の終わることです。

秋を惜しむ気持ち…でしょうか。

「マルコポーロ」は、百合の品種名です。

ピンク色の、カサブランカよりも庶民的な雰囲気の花。

「百合」と言うと、夏になってしまう(百合は夏の季語)ので

あえて、「マルコポーロ」としてみました。

(句だけを読まれた方は、何のこっちゃ?でしょうね)

夕方、ふと百合を飾りたくなって仕事帰りに買ってきました。

あの匂いが、欲しい時とそうでない時があります。

今日は、欲しい時。百合の香りが部屋を満たしています。

寒くなってきて、いよいよ秋ともお別れの季節。

秋に敬意を表して、百合を献上している気分…かな。

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ただ ぼんやりと…

 無為といふ贅沢な日のとろろ汁  なを

「むいという ぜいたくなひの とろろじる」

季語は「とろろ汁」です。一年中ありますが、秋の季語。

本当はやらなくてはいけない事が、山ほどあるのに

今日は何にもしたくなくて、何にもしなかった…

ほんの少し疲れている感じです。

「無為」とは、何もしないでぶらぶらしていること。

何もしない贅沢な日も、たまにはいいかしらん。

夕食には、とろろ汁でも啜っていましょう‥‥

今日はそんな一日でした。

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晩秋の寄席

 「ちめんか亭」てふ御伽の国や暮の秋  なを

「ちめんかてい ちょうおとぎのくにや くれのあき」

季語は「暮の秋」です。秋の季節も終わりに近いころのこと。

今日は、句会でご一緒の三遊亭円左衛門師匠の独演会でした。

いつも句会を開催している「ちめんかのや」=「地面下の家」の

ギャラリーをお借りしての「ちめんか亭」というもの。

及ばずながら、準備やら受付やらの御用を何とかクリアして

お噺を楽しみ、終わったあとの打ち上げも参加させて頂き

その後の、ちょっと放心状態の夜に感じた「暮の秋」

落語のお噺は、聴いている間は楽しいけれど、

終わってしまうと、ふっと一抹の寂寥感がありますね。

子供の頃の、御伽噺にも似ています。

秋が去っていく時期の、淋しさにも‥‥

噺家さんが、毎回こんな気分になっていては、

やっていけないでしょうけど…ね。(笑)

まずは無事に済んで、めでたしめでたしなのでした。

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露の世…かしらん

 朝露に触れてをののくサドルかな  なを

「あさつゆに ふれておののく さどるかな」

季語は「朝露」です。夜半、空気中の水蒸気が、冷えた草木や

岩石などに触れて水滴になったものが露…なのです。

秋に最も多いので、秋の季語。

今朝、出掛けようとして、自転車の所に行ったら、サドルが

びっしょり朝露に覆われていました。

サドルを擬人化して、おののく…と、詠んでみました。

本当におののいたのは、私なのですけど─ね。

これからどんどん寒くなっていくのだろうなぁって、

戦々恐々としているのでございます。

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榠樝はまだ色づかない…

 榠樝ひとつ嘘のつけない人とゐて  なを

「かりんひとつ うそのつけない ひとといて」

季語は「榠樝」 バラ科ボケ属の落葉高木で中国原産。

4~5月に淡い紅色の五弁の花を咲かせる。

果実は黄色の楕円形で、10~15センチ。

酸味が強く生では食べられないが、砂糖漬け・果実酒として

賞味したり、咳止めにされる…そうです。

その果実が、秋の季語。花梨(かりん)とも書きます。

今年の榠樝を分けて頂く約束あり(嬉)

果実酒にして、風邪のときの咳止めにするつもり♪

本当は、そんな野暮じゃなく、素直にお酒として

楽しみたいものです。どちらにしても、半年は待たなくては

ならないから、風邪のシーズンは過ぎているかな…?

榠樝 ひとつじゃなくて、3つは欲しいなぁ!

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ニットと毛糸

 ニット展出て晩秋の雨の色  なを

季語は、「晩秋」です。

今日は、俳句の先輩、そして編み物の先生をされている

大先輩の、生徒さんの作品展がありました。

勿論、先生である先輩の作品も、展示されていました。

ミロの絵を、テーマに編みこんである素晴らしい作品♪

生徒さんたちの作品も、とても丁寧に編まれていて、

刺激をいただいて参りました。

私も、頑張らなくっちゃ!!!

外は、晩秋の雨がしとしと‥‥寒くなりました。

ニットの恋しい季節が、もうそこまで来ています。

でも、季語ってやっぱり面白い。

「毛糸」「毛糸編む」は、冬の季語です。

でも、ニットだと季語にはならない…

やっぱり、俳句は古い言葉じゃないと、

季語にはならないのですね!

妙に納得して、雨の中を歩いていました。

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化粧品♪

 けはひして心のなかに花野風  なを

「化粧(けわい)して こころのなかに はなのかぜ」

季語は、「花野風」です。

「花野」は、秋の草花に満ちた野のことで、

「花野道」や「花野原」という、季語もあります。

静謐な明るさと哀れさの花野…なんて説明もあるけど、

私は、決して花野が哀れだなんて思えない!

今日は、仕事の帰りにデパートで、セットになった

化粧品を買ってきて、浮き浮きしているので、

これをテーマにしようと思いました。

化粧をしたら、明るく楽しい気分になって、まるで、

花野の中で風に吹かれているような感じかしらん?

化粧品をずらっと並べて、ニヤニヤしながら

「よくぞ女に生まれけり」等と、呟いています♪

男性には、きっと解らない、女だけの幸福‥‥ね。

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秋の物思ひ

 夕焼にからめとられし秋思あり  なを

「ゆうやけに からめとられし しゅうしあり」

季語は「秋思」 しみじみと秋を感じること。そして

人生の寂寥、生存の哀しみから発生する物思い…

「秋懐」「傷秋」「秋あはれ」「秋淋し」も、同意。

今日は、事務所でお仕事してるのが勿体ない位の

いいお天気で、多分夕焼けも綺麗だっただろうと思い

こんな句にしてみました。

美しい夕焼けを見たら、ちっぽけな秋思など

からめとられて、消えてしまうだろうなぁ…

そんな気分の一句です。

春に春愁があって、秋に秋思あり。

人生、哀しいことも沢山あるけれど、美しいものも

沢山あって、だから生きていけるんですね。

明日への希望も湧いてくるのね。

「夕焼」は夏の季語で、「秋夕焼」という季語もあるので

季重ねになっているのかもしれませんが、

いいことにしちゃいます。駄目かしら…?

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投句も大変!

 不揃ひのおかつぱあたま花芒  なを

「ふぞろいの おかっぱあたま はなすすき」

季語は「花芒」です。「芒」「薄」「芒野」「糸芒」等もあり。

今日は、NHKBSで「列島縦断俳句スペシャル」なる番組があり

全国からFAXで投句されたものを、俳人の先生方が何句か選ぶ

という内容です。(AM11時~PM4時まで)

兼題が番組の最初に発表され、今日は「猪」「小鳥」「すすき」。

それに投句したものです。締め切り間際にFAXが繋がりましたが

かすりもしませんでした。

でも、せっかく作ったので、こちらに掲載させていただきます。

今日はFAXが繋がっただけで満足しなくちゃ…ね♪

何てったって、6千句以上集まるのですもん!

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もう雨に飽きちゃった

 秋の雨シフォンケーキをまつたりと  なを

季語は勿論、「秋の雨」 秋に降る雨の総称です。

雨の土曜日、友人と買い物に行きました。

買い物を終えて外に出ると、雨は上がってるけど薄暗い。

ケーキ屋さんに寄ってから、帰ろうという事になり…

紅茶のシフォンケーキ&ミルクティーで、ひと休み。

甘いものを食べると、倖せを感じるのは何故かしら?

ひたすら単純に出来ているワタクシ。

まったりしたシフォンケーキを食べて、

まったりした午後のひとときを過ごす。

静かな、優雅な時間なのでした。

以上が、今日のひとりごと…かな。

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優しい電話♪

 やはらかき声に忘れし夜寒かな  なを

「やわらかき こえにわすれし よさむかな」

季語の「夜寒」は、「宵寒」や「夜寒し」と同意。

日中は暖かいのに、夜になると忍び寄ってくる寒さ…です。

以上は秋の夜の寒さを表していますが、

「寒き夜」とか「夜寒き」というと、冬の季語になります。

何となく、こんがらがってしまいますよね。

でもこれが、季語の面白さなのかもしれません。

今夜は、お友達から電話をいただいたので、

その優しい、柔らかな言葉にさっきまでの夜寒を忘れちゃう♪

そんな気分を詠んでみました。

どなたにも、そんな経験ってあるでしょう?

寂しく寒い夜に、何気ないお友達の言葉が元気を下さること。 

たまには私も誰かに電話して、夜寒を忘れてもらおうかなぁ…

(もっと寒くなっちゃたら、どうしよう  う~~ん難しい)

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秋も楽しく

 喜びの宴うらうら秋闌ける  なを

「よろこびの うたげうらうら あきたける」

今夜は敬愛する俳句の先輩(失礼な言い方かもしれませんが)の

新句集出版のお祝いの宴がありました。

和やかで、楽しい、ゆったりした一夜でした。

人の縁(えにし)の不思議と、有難さを実感しています。

季語は「秋闌ける」 冬へ移ろうとしている晩秋の静けさの意。

本来は秋の哀切の情を表しているのですが

私は、秋の真っ盛り、秋の喜びを詠んでいるつもり。

怖いもの知らずの、いい加減な季語使いかもしれません。

でも、楽しかったんですもの、大目に見てやってくださいませ。

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夕顔逝く…

 身に沁むや愛する女の抜け殻に  なを

「みにしむや あいするひとの ぬけがらに」

季語は「身に沁む」 しみじみとしみ通るように身に深く感じる意。

もともとは、季感はなかったけれど、新古今集に

「夕されば野べの秋風身にしみて鶉鳴くなり深草の里」

という歌があって、それから秋の季語として定着したとか。

今夜は月に一度の「古語でよむ源氏物語」の勉強会でした。

とうとう夕顔の君が、物の怪に取り付かれて、

冷たくなってしまうまで…を、学んできました。

光源氏は、夕顔の亡き骸(なきがら)を前に、おろおろして、

嘆き悲しむのです。

いつの世も、愛する人を突然奪われる哀しみは同じです。

今夜は源氏の哀しみが、身に沁みました。(物語なのですが)

生きていると、身に沁みること、沢山増えて行きますねぇ‥‥

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秋の静寂(しじま)

 銭湯の帰り道にも秋の声  なを

「せんとうの かえりみちにも あきのこえ」

読み方のご説明は、不要だったでしょうが、

念の為に書きました。

今夜は久しぶりに、お風呂屋さんに行きました。

代金は4百円也。ドライヤーは一回20円。

ジェットバスがあったり、ハーブの湯、サウナ

これだけついて、4百円は安い♪ でしょ。

ひろーいお風呂にのびのび浸かって、

すっかりリフレッシュいたしました。

遠くの温泉もいいけれど、たまには近所の銭湯も

お奨めですよ!

季語は「秋の声」 澄み切った秋なればこそ、

すべての物音に耳は敏くなり、遠くの物音でも

耳はそれを拾ってしまいます。

風の葉ずれの音、木の葉に当たる雨音、

何もかも、心が内に向かう季節にふさわしい…

歳時記からの受け売りです。

銭湯帰りの道は、しーんと静かで、

猫が一匹、私の前を横切っていきました。

具体的な物音を指さずに、秋の気配を

捉えて、「秋の声」ともいうようです。

私の今夜の帰り道は、静かでしたので、

秋の気配を「秋の声」といたしました。

今夜はゆっくり眠れそうです♪

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ロッテの皆さま おめでとうございます♪

 敗軍の将は談ぜず七竈  なを

「はいぐんの しょうはだんぜず ななかまど」

季語は「七竈(ななかまど)」

燃え難く、七回竈(かまど)に入れても炭にならない…

ということから、つけられた名前です。

「敗軍の将は兵を談ぜず」という慣用語があります。

戦争に負けた将軍は、兵法について語る資格が無い。

王監督が、資格が無いなんて、そんなに酷い事は

申しません。運が悪かっただけなんでしょう。

昨夜に続いて、ホークスを応援していた私の嘆き節です。

7回燃やしても、硬くて炭にならない七竈のように、

ホークスも、めげずに、何度でもチャレンジして、

勝利して欲しいものです。

来年こそ、日本シリーズで戦ってね♪ ホークスさん!

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2勝2敗…やれやれ

 野球中継おはりて夜なべ始めをり  なを

「やきゅうちゅうけい 終わりてよなべ はじめおり」

季語は「夜なべ」 秋の夜長にいつまでも起きて仕事すること。

夜業・夜仕事 とも言います。

今夜は、応援しているホークスのプレイオフの試合が、

TV中継されていましたので、かじり付いて見ていました。

その後、今まで出来なかった、句会の「まとめ」作り。

夜なべ仕事になりそうです。

頑張らないと、句会の会員の皆さまに申し訳ない‥‥

何やかや、忙しいのは当分続きそうです。あ~あ。

さぁ、このブログを閉じて、ワードを開かなくっちゃ…なのです。

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雨の十三夜

 木犀と雨の匂ひの夜に棲む  なを

「もくせいと あめのにおいの よるにすむ」

今夜は本当は十三夜のお月見の筈ですのに、

雨が降って、お月様は隠れています。

夜遅くに、雨の中を帰ってきて、雨の匂いの中に

木犀の香りが漂っているのにびっくり。

その新鮮な驚きを素直に詠んでみました。

ちなみに季語は「木犀」

金木犀・銀木犀・薄黄木犀とあって、木の肌の模様が

犀の皮に似ていることからつけられた名前だそうです。

今、香っているのは金木犀でしょうか…

銀木犀は少し遅れて咲きますから。

それで一体、薄黄木犀はいつ咲くのかしらん?

何処に行ったら会えるのでしょう?

調べてみなくっちゃ…なのです。

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たまには恋の詩を

 秋澄みてやさしきひととワイン酌む  なを

「あきすみて 優しき人と わいんくむ」

季語は「秋澄む」 秋の大気が澄んでいること。

かつて、好きな人と一緒に、秋の公園の昼下がり

ワインを開けて、ゆったりと呑んだことがあります。

ゆるゆるした時間に、他愛ない話をして、

芝生の上に寝そべって、お空をみていたっけ‥‥

爽やかだった今日、ふとそんな遠い日を想い出しました。

あの日の、笑い声…少しだけ胸がキュッってしています。

優しかったあの方は、今頃どうされているかしらん。

もうあんな、素敵な時間は、訪れないのかな‥‥?

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今日は青空

 ラヂオから過去の零れし秋日和  なを

「らじおから かこのこぼれし あきびより」

季語は「秋日和」で、秋晴と同じような意味です。

秋空の澄んで晴れわたっていること。

今日はお休みでしたので、窓からの明るい日差しの中、

ぼんやりと編み物しながら、ラジオを聴いていました。

すると突然、遠い昔に聞いたメロディが流れてきました。

「真夜中のギター」っていう曲。

誰が歌っていたのかも、いつごろ聴いたのかも、

すっかり忘れていますが、無性に懐かしかったです。

今日聴いたのは、誰か違う人が歌っていたようでした。

ただそれだけの、他愛ないお話なのですが、なんとなく

しみじみとした気分を、詠んでみたくて……

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頬杖ついて…

 昼の月珈琲カツプの藍のいろ  なを

「ひるのつき こおひいかっぷの あいのいろ」

季語は「昼の月」です。月と言ったら秋の季語というのは、

以前書きましたが、昼の月も同じく秋なのです。

今、友人に借りた桐野夏生さんの「柔らかな頬」という本を

通勤電車の中で、読んでいます。

有名な本のようですので、内容については申しません。

現在半分位、読み進んでいるのですが、辛くなる本です。

こういった本は、決して自分では買いません。

読んでいく内に、どんどん自分が中に入り込んでしまって、

苦しくなる…ことが、解っているから。

久しぶりの晴れた空、月は見えないけれど、あるのです。

その見えない月と珈琲カップの藍色を対比させてみました。

辛い気分が、少し苦めの珈琲で癒されてくれるといいなぁ

などと考える午後のひととき…でしょうか。

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好きな季語

 それぞれにそれぞれの疵新松子  なを

「それぞれに それぞれのきず しんちぢり」

季語の「新松子」は、今年出来た「松かさ」のこと。

「松子(ちぢり)」が、松かさを表しています。

新松子が枯れて、乾いて落ちたものが「松ぼっくり」

この句は、どのように解釈していただいてもいいのですが、

人それぞれに疵はあっても、みんなまだ新松子の時期で、

そして時を経て、松ぼっくりになって行くのかな‥‥

そんな気分で詠んだものです。

あなたも、わたしも、みんなみんな 新松子 でしょ?

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やっぱり晴れが好き!

 雨雨雨運動会のぶじをはる  なを

「あめあめあめ うんどうかいの 無事終わる」

季語は「運動会」です。春にも運動会はありますが、

秋の季語なのです。

今日は、地区祭りの一環の運動会の日でした。

雨の為、小学校の体育館での開催。

私は「大玉ころがし」の担当で、無事に競技遂行。

運動会は綱引き以外、すべての競技を行えました。

疲れましたが、一年ぶりのラジオ体操は新鮮でしたし、

何より、子供たちが楽しそうだったのが大収穫。

次の週末は、文化祭が待っています。

それにも係わっていますので、お天気が心配です。

「秋霖(しゅうりん)」という美しい言葉はありますが、

秋の長雨は、やはり鬱陶しいですねぇ‥‥

だから、やっぱり晴れが好き♪

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青蜜柑の謎

 行く末の解らぬ旅や青蜜柑  なを

「ゆくすえの わからぬたびや あおみかん」

青蜜柑を買ってきました。

そして、ガッカリしました・・・・

子供のころの青蜜柑は、酸っぱくて新鮮でした。

勿論、新鮮なものには違いないのですが、

甘いのです。「えーっ!!!」って、叫んでしまった。

黄色くて甘い蜜柑も好きですが、私は昔ながらの

青臭い酸っぱい、青蜜柑が食べたかったのです。

もう、あのかつての青蜜柑は食べられないのでしょうか?

今日の一句は、かつての青蜜柑のイメージで詠みました。

行く末なんて、多分誰でもみんな解らないと思います。

でも、何がしかの目標を持って生きていらっしゃるのでしょう。

その確たる目標が、私にはないのです。困ったもんです。

行き先も知らずに、出発する旅のようなものですね。

でもまぁ、ミステリー・トレインもいいかな…なんて、

自分を慰めている次第。

剥いてみないと分からない、蜜柑のような行く末…ね。

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蛇笏オジサン…

 蛇笏忌や背筋をぐつと伸ばしをり  なを

「だこつきや せすじをぐっと のばしおり」

季語は、「蛇笏忌」です。今日の句会の兼題でした。

蛇笏は、俳人 飯田蛇笏氏のことです。

明治18年4月、山梨県境川村に生まれ、昭和37年10月3日が、

忌日になります。「雲母」の主宰を長年務めていらした方。

今は、四男の龍太氏が継承されています。

飯田蛇笏氏の、有名な句をご紹介しますね。

 「くろがねの秋の風鈴鳴りにけり」

 「芋の露連山影を正しうす」

剛毅厳正の格調を持した独特の句風に風格があり……

このような、紹介をされている昭和を代表する俳人。

だから、蛇笏忌なんて聞いたら背筋を伸ばすしかないでしょ?

正座して、襟を正して、緊張しなくてはならない感じです。

勿論、お会いしたこともないけれど、怖いオジサンだったのかな?

それとも、本当は気さくで優しいオジサンだったのかしらん。

忌日の俳句は、やっぱりとっても難しいですねぇ!

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PCの反乱にオロオロ

 パソコンの真つ新になる秋の夜  なを

「ぱそこんの まっさらになる あきのよる」

昨日の朝、いつものようにPCの立ち上げをしようとしたら、

立ち上がってくれないで、エラーメッセージが出ました。

昨日はお休みでしたので、朝からサポートセンターに電話。

途中で、3回用事があったので、その合間に何度も…

初期化せずに、立ち上げられる方法をいくつも教えて貰い

色々とチャレンジしたのですが、すべて駄目・・・

あ~あ なのでした。

結局、リカバリすることになりました。

昨夜、途中までやって、今日仕事から帰ってすぐに再開。

さっきようやく、初期化に成功しましたが、今までの情報が

すべてなくなりました。(泣)

きちんとバックアップしていなかった報いがきました。

これから、ぼちぼち、お友達のアドレスの入力や、

住所録作りや、マイ辞書も作らないと……

頂いた貴重なメールがすべて真っ白になってしまい、

がっくりしています。でも、仕方ない。

頑張って、いい環境を作って行かなくちゃ─なのです。

真つ新なのだから、有難いことだと思ってやるっきゃない!

でも、時間掛かりそうで、大変だなぁ‥‥トホホ。

昨日の一句がないのは、そんな訳なのです。

ないと困るけど、パソコンなんか大っキライ!

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倖せって何だろう

 秋黴雨しあわせごつこ始めませう  なを

「あきついり しあわせごっこ はじめましょう」

季語は「秋黴雨」=梅雨のようにじとじとと降り続く秋の長雨。

「秋霖(しゅうりん)」という、秋の長雨をさす言葉もあります。

秋の長雨は、寒さも伴います。なんだか、寂しくなりますね。

そんな時だからこそ、嘘っこでもいい…幸せなふりをしています。

まっことの倖せが欲しいなぁ♪

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秋の水

 指先にきりりと水の澄みにけり  なを

今日の季語は、「水澄む」です。

秋も深まってくると河川に限らず、

池・沼・湖・井戸・水がめの水・台所の水まで、

すべてが、澄んだ感じがすることです。

私は澄んだ水に、ひんやりしたものも感じます。

手を洗おうと水を出すと、冷たさにびっくり!

そんな時は、冬の到来をすぐそこに感じて慌ててしまうのです。

末端冷え性の私は、指先が一番冷えます。

ひんやりは我慢しますから、冬さん、もう少しゆっくりゆっくり、

いらしてくださいね!

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コスモスの色

 秋櫻初めて口紅ひく少女  なを

「あきざくら はじめてくちべに ひくしょうじょ」

季語は「秋櫻」=「秋桜」=コスモスのことです。

生まれて初めてつけた口紅が、コスモスの色でした。

とてもとても、懐かしい想い出です。

秋の花、コスモス。可憐で優しいお花ですね。

その昔、私も多少は可憐だった…筈なんだけど(笑)

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青空が好き

 十月の空にきざはし架けてゐる  なを

「じゅうがつの そらにきざはし かけている」

季語は「十月」です。当たり前すぎる季語ですが…

「きざはし」は、漢字で書くと「階」となります。

階段のことですね。

あんまり空が碧いので、階段を架けて昇って行きたい!

そんな秋の晴天を寿(ことほ)ぐ気分を詠んでみました。

昨日から十月、「秋思(しゅうし)」なんていう寂しい季語も

ありますが、「天高し」「秋麗(うらら)」「爽やか」「秋日和」等、

沢山の明るい季語もあります。

なるべく寂しさばかりを詠まないで、明るく楽しい句が詠めたら

いいなぁって、いうのが今の願い。

でも寒さに向かうこの季節、中々そうは行かないかも…(泣)

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ちょっと強がり…

 あへぬひのひとりあそびやあかのまま  なを

「あえぬ日の 独り遊びや 赤のまま」

きょうは、平仮名で詠んだので、漢字を書いてみました。

季語は「赤のまま」で、赤まんま・赤のまんま・犬蓼(いぬたで)

と、同じです。

赤のままは、粒々の赤い花が赤飯に似ていることから、

そう呼ばれていて、女の子がままごと遊びなどに用いました。

近頃はままごと遊びをしている女の子を見かけませんが、

子供達も忙しくて、そんな遊びをしている暇もないのでしょう。

私は逆に、暇なのに会えるひともいないつまらなさを

詠んでみました。

だ~れも遊んでくれないのなら、赤まんまでも摘んで

遊んでいましょう‥‥なんて感じかな。

ちょっとばかり、戀の句みたい…かな?

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